綿の種を取る綿繰り機の修理を行いました。2本のローラーの下の部分を新たに作りました。ローラーの部分は、樫の丸棒なので木工旋盤ですぐにできましたが、歯車部分は苦労しました。
歯車の部分の拡大です。上のローラーの健全な歯車の形を写し取り、リューターと電動彫刻刀を駆使して、時間をかけて作りました。現物合わせで、当たる部分を微調整して、何とか修理完了できました。
昔懐かしい年季の入った道具。川上匠の技量であと50年は使えそう。どこかの民族資料館で見た記憶があります。
古い木製道具って良いですね。特に手直しをして現役でいるものに魅力を感じます。