今回はドイツの木工玩具職人の資格をお持ちの伊藤真穂氏による「人形作りと絵付け実習」です
最初に二戸会長の挨拶です。最初に残念なお知らせがありました。
講師の伊藤真穂氏
今まで作られた作品も持ってきていただきました
今回作っていただいたお雛様です。
ドイツでも販売目的に作りますからいかに早くたくさん作るかという工夫がされていますそのためにこれらは頭、胴体、冠、手とパーツに分けて
作るのが普通だそうです。
これは塗装の工程を同じものを一度に行うこと色がはみ出したりするのを防ぐことなど様々なヒントがありました。
また顔の目などはあらかじめ先端の直径を決めた木のスタンプを作って絵具を押印するテクニックも紹介していただきました。
みなさん初めての内容に真剣に聞いています。
講義の合間に休憩して日頃の近況を話しています。
講義で教えていただいたテクニックを実際にやってみました。
また絵付けをするときに鋼鉄の棒に作品を挿して行うというのも大変参考になります。
これはスキューだけで作ったサンタさんです。
ドイツでもたくさん作るためにバイトを多数使い分けるのではなくスキューだけで仕上げることが多いようです。
弟子入りして学校に行かれた時は、まずスキューの使い方を練習させられたそうです。
スキューの使い方は素晴らしいものがありました。会員の方は使用されていたスキューをその場で購入予約していました。
販売用の作品なので、ノギスで各部の寸法も都度チェックされています。
これ以外にも実践的なテクニックを多数教えていただき、有意義な一日を過ごすことができました。